ちょっとちょっと小説・月明かり
家への帰り
畦道を歩きながら
空を見上げると
満月
それも、大きな満月
本も読めるくらいの明るい満月
影が薄くなってきたので
見上げると
月が欠けてきてる
それも徐々に徐々に
見たことのない大きな虫が
月をかじっている
「虫くん、月をかじるのをやめてくれ。
家に帰れなくなってしまう。」
ガジガジ、ガジガジ
聞こえているのか、聞こえていないのか?
どんどんどんどん
月が細くなり
自分の影も薄くなっていく
とうとう月がなくなり
真っ暗になってしまった
宮島を望む、自然がいい具合に残っている里山に住んでいます。 二人で出かけたり、一人で出かけたり、美味しいものが大好きです! 建築、漫画、料理、何でも興味があります。 柔道の練習しています。 II live in a satoyama area overlooking Miyajima where nature remains in good condition. I love going out together or alone, and I love delicious food! I'm interested in architecture, manga, cooking, everything. I'm practicing judo. (^^)
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